今回はエドワードグリーン

　グラッドストーンのお修理です。

アウトソールはこのような状態。

全体的に削れ、履き心地としてもだいぶ地面の感覚を感じ始める頃でしょうか。

爪先部分も、あと少しでウェルトが削れてしまいそうです。

今回はオールソールをご希望。

しっかり直していきます。

　そしてこちら。

　カウンターライニングです。

冒頭の一枚目のお写真でもわかるように、脱いだ時に履き口はよく見える部分。

芯材が入っており、履き心地や靴のシルエットを保つのに大切な部分ですのでこちらもお修理していきます。

仕上がりがこちら。

Leather All Soles　Plan A

オリジナル同様、レザーソールをお選びいただきました。

アウトステッチは表に出さないヒドゥンチャネル仕様。

履いた時には隠れてしまうアウトソールですが

ブランドのイメージや意向が大きく表れる部分

見え方次第で大きく雰囲気が変わります。

ヒールの化粧釘もバッチリですね。

Vintage Steels

また、持ち込みの際に爪先は補強されていませんでしたが

今回のタイミングでヴィンテージスティールをつけ

British Oak Soles

アウトソールに使う素材も、密度が高く耐久性の良いオークバークを使わせていただきました。

カウンターライニングもこの通り。

同色系の革で覆い補強しました。

最後に爪先の割れてしまったワックスを取り除いて、革をサッパリさせるようにお磨き。

古いクリームやワックスは革によくないので適宜落としていきましょう。

いかがでしょうか。

オリジナルを再現するもよし、

この際、と自分好みに色を出すのもよしです。

ぼんやりとしたイメージでも構いませんのでご希望やイメージをお伝えいただければ

最善のお修理方法をご案内させていただきます。

ありがとうございました。

新宿店 青山店　友野