【 GUCCI 】グッチ ビットローファー オールソール(vibramタンクユニットソール) ライニング補修 スエードケア
【 GUCCI 】グッチ ビットローファー オールソール(vibramタンクユニットソール) ライニング補修 スエードケア
Jan 07, 2025
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誠に勝手ながら、以下の期間 UNION WORKS各店およびファクトリーは年末年始休暇を頂戴しております。
お客様にはご不便をお掛けいたしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
2024年12月30日(月)~2025年1月8日(水)
※ベンチマークは水曜・木曜が定休日のため2025年1月9日(木)までお休みとなります。
グッチの代表作でもあるビットローファー
ブラックスエードのアッパーに、
タンク系のソール。
代表的なスムースレザーのアッパーにレザーソールのモデルと比べると見た目のボリュームがあり、カジュアル感の強いモデルですね。
つま先から剥がれてきたということでお持ちいただきました。
ソール自体の減りは少ないですが、購入されてから10年ほど経っているということでラバーの劣化により硬化し始めていました。
接着での対応も可能ですが、再発のリスクが高いのでオールソールすることにいたしました。
続いてライニング。
見ての通りカウンターライニングには穴が空いております。
このままでは芯材にも影響を与え、型崩れにつながってしまうのでお修理しましょう。
しばらく履いていなかったようなので、ついでにスエードのケアも。
仕上がりがこちら。
オリジナルの見た目に近いvibram#1136 タンクユニットソールを使用してソール交換いたしました。
サイドからの見ても非常に馴染んでおります。
こちらのソールはヒールまで一体型になっておりますが、カカト部分が擦り減った際には部分補修も可能です。
続いてライニング。
捲れ上がっていたパイピングは接着とステッチの縫い直しを行い、カウンターライニングには革あてをして仕上げております。
また、ソックシートもスレや汚れが目立っていたので交換いたしました。
プリントや刻印されているロゴは無くなってしまいますが、キレイな見た目になりました。
また、上の写真のように縫い止めてあるネームは状態によっては移植できる可能性もありますのでご相談ください。
最後にアッパーのケア
before
after
スエードの毛並みが整い、色も蘇ったことで引き締まった見た目になりました。
これでまた、新たな気持ちでお履きいただけるかと思います。
今回はオールソール、カウンターライニングの補修、ソックシートの交換、スエードのケアをいたしました。
今回のように長期間保管されていたラバーソールは劣化によりソール剥がれや割れ、ラバーの硬化やベタつきなど起きていることが多々あります。
久しぶりに履く靴で心配な方はぜひお気軽にご相談ください。
ご来店お待ちしております。
ありがとうございました。
青山店 網本