オールデンの2210  通称NST。

この存在感のあるモカが特徴的ですね。

最近はソールの減りが気になって履いていなかったようですが、履きたい気分になったという事でお持ちいただきました。

見ていきましょう。

つま先、かかと共にお修理するちょうど良いタイミング。

ソールは穴は空いていないのですが、

“ソールが薄くなっているのが気になる”

“新しい気持ちで履きたい”

ということでオールソールしていきましょう。

アッパーを見てみると

全体的に白っぽくくすみ、乾燥している状態。

しっかりケアして気持ちよく履けるようにいたしましょう。

仕上がりがこちら。

Leather All Soles　Plan B

Middle Soles

オリジナル通りダブルソール仕様のレザーソールで交換いたしました。

細かいところも再現しており、

コバ周りの“ツメ”と呼ばれるところも再現しております。

細かいところまでこだわることによって、全体的に見た際にバランスよく仕上がり、靴の雰囲気に馴染んで見えます。

続いてアッパー。

〈before〉

〈after〉

Shoe Polish

アッパー全体が保革され色味、ツヤ感共に蘇り印象が大きく変わりました。

透明感のあるバーガンディで革質の良さがうかがえます。これからのエイジングも楽しみです。

今回はオールデンの通称“NST”のオールソールとコードバンのケアを行いました。

久しく履いていない革靴はアッパーの乾燥、ソールの劣化が見られる場合がございます。

ご心配な方は履き始め前にお気軽にご相談ください。

皆様のご来店お待ちしております。

ありがとうございました。

青山店　網本