ウェストンのソール交換「部材の特徴」
ウェストンのソール交換「部材の特徴」
Jan 18, 2023
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- J.M.WESTON
本日水曜日は全店定休日となっております。
ご来店予定だったお客様、お気をつけ下さい。
それでは修理のご紹介です。
今回はローファーの大定番、
ウェストンのシグニチャーローファーを直していきます。
ソールを見てみましょう。
パッと見は爪先のゴムに目が行きがちですが、
中央が薄くなり亀裂が入ってきています。
ソール交換のタイミングのサインですね。
お客様はのご希望はオリジナルになるべく近いように。
ただし、爪先には初めからラバーをつけてほしいとの事。
爪先の補強方法は大きく分けて3つ材料を使います。
レザー、ラバー、スチール。
想像つくかもしれないですが、耐摩耗性はスチールが1番強く、
その次にラバー、レザーと続きます。
ならスチールつけるのが1番良いんじゃない?と思う方もいらっしゃるかとは思います。
削れづらさだけで考えたらそうなのですが、ここは好みの分かれるところ。
スチールは歩行の際に音が鳴るケースや、床を傷つける事などもあります。
要はどの材料も一長一短。
色々試してみて好みの部材を見つけるのも靴修理の醍醐味だと思います。
今回のお客様も色々試された上で、
自分の生活スタイルに合った材料をご存知の方でした。
話が逸れましたが、
ご希望の内容で仕上げたのがこちら。
Before
After
チャネルの仕上げ方や、
ウェストの刻印も再現。
ほぼオリジナルですね。
手前味噌ですが、丁寧さ美しさで言ったら本家超えてるのではないでしょうか。
言い過ぎですかね笑
まぁ、それくらい自信を持ってお勧めできるメニューです。
どの材料を使ってどういうふうに直せばいいか分からない方。
是非安心してご相談下さい。
皆様のご利用お待ちしております。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
青山店 横浜店 山田