『嘘みたいな本当の話』

『嘘みたいな本当の話』

Feb 05, 2008

先日、ネットオークションにて靴を物色中なにやら訴え掛けてくる1足を発見。

『いいな・・・ サイズどうかな・・・ 状態は・・・』など悩みに悩んだのですが、残り時間わずかの所で・・え~いClick!!

落札しちゃいました・・・・。まぁ、良かれ悪かれ自分の直感を大事にしょう!と思いつつかなり不安・・・・。

はてはて、出品者の方から連絡が早々にありまして、なになに・・・・ん?何やら聞き覚えのあるお名前じゃないですか・・?

『まさかね~』と半信半疑で返信してみると・・・・後日

なんと!うちに来て頂いている常連のお客様で間違いないことが判明!!

偶然も偶然!なんと世界の狭いこと・・・ 仏様の手の上で転がされている気分です・・・。

こんな膨大な出品靴の中で、靴好き同志が何かに共鳴したのでしょうか?こんな事ってあるんですね。

それがこの靴。

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 『PEAL&co bespoke full-brogue』

靴の状態も作りも申し分ない一品。なんとサイズもバッチリ!本当に運命感じちゃいます。

Kさん先日は本当にお世話になりました。

また奥様とも御一緒にお店の方にいらして下さいね!

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Kさん所有 『WILDSMITH E.Green made wigmore』

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奥様所有 『JHON LOBB LONDON bespoke shoes』

お二人とも非常に良くお似合いでした。

 

そんな運命の1足を眺めながら想うのは、

この靴の様に皆さんの靴1足1足にもストーリーや思い出があって、ご主人様の人生に少なからず様々なスパイスをもたらしているのであろうという事。

そんな彼らを預かり修理させて頂くという事は、本当に身の引き締まるものです。ただ、

後日その鈍く光る足元に 『修理に出して良かった』 という輝きを小さくでも見つけて頂けるので

あれば、我々にとってそれ以上に嬉しいことはありません。

そんな事を、改めて考えさせてくれる大切な1足にめぐり逢うことができました★

貴方にもそんな思い出の1足ありますよね?

よろしければこの機会に、下駄箱や箱の中に眠っている『思い出』もう一度眺め

直してみてはいかがですか?

(渋谷店 原口)