もくもくもくーと桜の木が成長中でした。
青山店近辺ですと、明治公園や代々木公園など気持ちいい時期です。

ではないんです。
折り畳みの椅子のパーツだそうです。
生地とレザーベルトに、ピッチ広めのステッチがかかってます。
念の為、誤解の無いように・・・
革張りのソファーの貼り直しなどはやってません。
(スペースの都合上、お持込みになってもお預かり出来かねます)
「取り外せる革パーツ」でしたら、「お力になれる可能性が少しあります」という程度です。
生地や椅子は専門ではないので、ステッチの話に戻ります。
斜めのステッチが、革の中を通ってビーズを貫通しています。
なので ・・・
「くるん」とビーズが回ります(笑)
コチラは、ミュージックケースのステッチ。
椅子のステッチも
ベルトのステッチも
ミュージックケースのステッチも
どれも「手縫い」なんです。
よく言われることですが、ミシン縫いの方が正確に細かく縫えます。
ですが、ミシンではさっきのベルトのような「ユーモア縫い」はきっと出来ないですし、
細かく縫えばいいというものでもないのです。
あんまり細かく縫うと、針で開けた穴と穴がつながって「裂け」ることも・・・
そのあたりを考えての、ステッチのかけ方だと思われます。椅子やミュージックケースのそれは。
(しかも、力が掛かりそうな横方向にはあえてのステッチ無しなのでしょう)
ミシン縫いしたり、カシメで打ち付けてしまえば簡単なところを、
先々のいろんなことを考えての、手縫い。
「革が劣化して、ダメになるまでしっかり使い切って欲しい」
ってメッセージが聞こえてきそうです。
きっと公園にはジンジャーナット(一番手前の色)が似合います☆
(青山店 今津)