J.M. WESTON
1891年、エドワール・ブランシャールにより創業されたフランス名門靴ブランド。
修理を重ねて長い期間履くこと想定してしっかりと作り込まれた靴。
洗練された普遍的なデザインが合わさることで、飽きる事なく末永く履きこむことが出来ることでしょう。
100年を越す歴史の中で多くの名作を世に送り出してきました。
その中でも人気のローファー
今回はウェストンの代表モデル
180 SIGNATURE LOAFERのソール交換のご紹介です。
こちらはラバーソールを使用したモデル。
ウェルトとラバーのミドルソールを縫い留めた後に
アウトソールを接着剤で留めています。
写真でもお分かり頂ける通り
アウトソールはまだ厚みが残っていますが、
加水分解によってミドルソールがボロボロと崩れてしまっています。
この状態ですと、ソール交換が1番オススメ。
今回はリッジウェイソール使用してソール交換致しました。
元はラバーのミドルソールでしたが、今回はレザーのミドルに変更。
ラバーのアウトソールを接着のみで留める場合は接着の相性からラバーのミドルを使う事がほとんどですが、
しっかりとアウトソールまで縫込みをかける場合は断然レザーがオススメ。
ラバーより足馴染みが良い上、劣化もしにくいです。
リッジウェイのヒールパーツ(トップピース)は2種類のご用意がございます。
デザインの違いはございませんが、厚みが違います。
ブロックヒール
約16ミリ
ライトヒール
約11ミリ
5ミリ程度 厚みに差がございます。
靴自体のヒールの高さバランスは基本変えませんので、
単純に横から見たときのゴム部分の分量が変わってきます。
今回はライトヒールを使用
ブロックヒールに比べて、ソールとトップピースの間の革の量が多いのでより高級感が出ます。
アッパーの擦れや乾燥も見受けられたので
しっかりと磨いて
完成です!
これでミドルソールの加水分解の心配もなく
アウトソールが無くなるまでガシガシ履けますね。
そのお靴の構造、スタイル、履かれるシーン、
お客様とのお話の中からベストなお修理方法をご提案させていただきます。
是非ご相談下さいませ。
お付き合い頂き有難うございました。
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渋谷店 山田