Cordings Moleskin Trousers
Cordings Moleskin Trousers
Oct 16, 2020
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ロンドンのピカデリーに居を構えるコーディングス。
イギリスというものを存分に感じさせてくれる大人の洋品店です。
コーディングスと言えばやはりカントリースタイルのアイテムでしょうか。
冬場には所狭しと並んだツイードやコーデュロイ、モールスキンなどのアイテムをはじめ、
カバートコートやフィールドジャケットの数々。
春夏にはリネンやコットンへと衣替えし、大人の男心をくすぐるアイテムが盛りだくさんなお店です。
また小物類の充実度も半端なく、
お店に入るとまずはタイやチーフ、カラフルなソックス等々に出迎えられ、
それだけでも楽しくなかなかメインのフロアに行けなかった記憶があります。
店内の一部、圧巻のトラウザーズのラック。
一つのアイテムでこの量!
こんなのが他にいくつもあり、好きな方にはたまらないお店かと思います。
そんなコーディングスですが、
以前はイギリスでも2店舗しかないお店以外ではなかなか購入できないものでした。
今でこそオンラインで購入できるようになりましたが、
実際に手に取ったり試着をしたりができないことを考えると、
買おうにも手が出しにくいんじゃないかと思います。
しかしながらこの度日本の商社さんが取り扱いを始めてくれたおかげで、
限られたアイテムだけですが、仕入れることができるようになりました。
だいぶ前置きが長くなりましたが、オーダーしたものがお店に届きました。
今回はトラウザーズのみでしたが、
その中でも「実用性」があって、「らしい」物ということで
このオリーブグリーンのモールスキントラウザーズにしぼりました。
この手の色はさまざまな色と合わせやすく、
特にツイードのジャケットなどとは相性抜群のアイテムです。
因みにこのモールスキンという生地、コットンの起毛素材になります。
面白い点は表裏両面起毛な点。
着用時に暖かさが感じられる冬場には大変重宝する生地です。
今回の生地は14oz(400gm/m)で、秋冬にちょうどいい重めのウエイト。
コットンとは思えない暖かさは一度味わうと手放せなること間違いなしです。
それではディテールを見ていきましょう。
ウエストはサイドアジャスターのクラシックスタイル。
手間のかかるトンネルループタイプです。
ベルトループがない代わりにちゃんとブレイシーズ用のボタンが付いています。
吊って穿くのはカッコよさもあり、ずれ落ちないので綺麗なシルエットキープができます。
前開きはボタンフライ。
ジッパーに比べ面倒くささはありますが壊れる心配がないので好きです。
ノータックのスポーティーな仕様。
モールスキンには一番ハマるスタイルかと思います。
バックスタイルは片側のみポケットがついたイギリスらしい仕立て。
シルエットは細すぎず太すぎず。
数年前のコーディングスと比べるとすっきりとして自然なシルエットになりました。
今はポルトガルでの製造だそうです。
値段を考えると海外生産なのは日本も同じですね。
ただ、ニット物は国内(スコットランド)製です。
裾は未仕上げの状態ですのでお好みで裾上げをしていただければと思います。
個人的にはノータックのモールスキンであればシングルがおススメ。
スポーティーな「らしさ」も出ますし、
様々なシチュエーションで使いやすいかと思います。
また、もともとワークウエアの生地としても使われていたモールスキンなので、
実は大変丈夫。ゴリゴリ使っていただければと思います。
ある意味デニムのように使っていただいても〇。
最後にケアですが、綺麗に使っていくならばドライクリーニングで。
ただ、ご家庭でも洗濯は可能です。
デニムのようにラフに色落ちなどを楽しむならば普段通りの洗濯方法でもいいですが、
オシャレ着用洗剤(中性)にて手洗い若しくはドライコースなどで優しく洗っていただくと
安心です。
寒い時期には大変暖かいモールスキンのトラウザーズです。
是非お試しいただけたらと思います。
新宿店、青山店にてご用意しております。
Cordings Moleskin Trousers
¥25,000+TAX
Size 30 32 34 36
パンセレラからウールのソックスも入荷しております。
こちらはまた後日ご紹介したいと思います。
新宿店 花田