私、Lloyd Footwearをリスペクトします。その2

私、Lloyd Footwearをリスペクトします。その2

Oct 27, 2010

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1987年発行、ロイドフットウェアのカタログ検証第2回です。

上のキャップトゥオックスフォード、これはCHELSEAのようです。すべての装飾を省いたストイックな表情、完璧なバランス、これぞ紳士の靴です。

海外の有名セレクトショップでも扱われています。靴はメンズショップのグレードを表すアイテムであることを知っておきましょう。

下の靴はレイスステイ下部とヒールカウンター周囲のみにブローギングが施されたプレーントゥ。

EDWARD GREENにありそうなデザインですが、私は見た記憶がありません。ロイドのオリジナルモデルでしょうか。気になります。

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プレーントゥはデザイン上の特徴が少ないため、判別が難しいなあ。

とりあえず上のダービーはWINDERMERE、下のホールカットはNEWBURYと推測します。

近頃はロングノーズの設計や、鋭角的なラストに人気があるようですが、202に代表される自然なラスト、プレーンなデザインほど靴の仕立てのよさ、素材の上質さが表れるものです。

また5年、10年と履くほど味わいが深まり愛着に応えてくれます。

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最後にスリップオンをご紹介。上のモンクストラップはCROCKETT & JONES製のような気がします。当時のPOLSEN SCONEがこれと同じ、馬具のアブミのような形状のバックルを採用していたことを憶えています。

角形の大型バックルより遥かにエレガントです。

下のサイドエラスティックモデルは謎です。このタイプはPOLSEN SCONEに代表されるキャップトゥが一般的ですからプレーントゥは新鮮に感じます。もしかしたらEDWARD GREEN別注モデルかもしれませんね。かなりそそられます。

ロイドフットウェアの靴は私も当時数足購入しましたが、その価値を十分に認識することなく、履きつぶしてしまいました。

気にいっている靴はリペアしてたいせつに履きなさいという教訓でしょう。フルスティックさんの死去から、EDWARD GREENとのコラボレーション関係は消滅したとはいえ、日本における英国靴の先駆者としてロイドフットウェアが果たした役割はもっと評価されるべきだと思います。

以上で1987年発行のカタログ検証は終了します。

次回のブログをお楽しみに。

yo-c