StowとMalton.
StowとMalton.
Dec 14, 2010
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世界の車窓から。
今回の旅はイギリスはロンドンから北へおよそ1時間のノーザンプトンへ向かいます。
中川もなんだかウキウキしています。。
今週はようやく暖かくなったものの、先週までは相当に寒さが厳しかったよう。。
木々の枝に霜が降りて真っ白に色づき、とても幻想的な風景です。 到着。
空はどんより薄曇り、草木もひっそり息を潜めているようです。
池は凍りつき、水鳥が泳ぐスペースも狭まり身を寄せ合うように見えました。
そりゃ凍ってて泳げません。。
街はと言えば、現在は少なくなったものの
過去に工場であった面影を残す建物が ひしめき合ってきます。
街の中心にはこんなモニュメントも。
さすがは靴の聖地です。
(2人の子供が乗っている台が靴修理に使う金台、リペアラストと言います。)
今回の訪問先はトリッカーズ。
ショールームでしばし商談。
これからまた新しい何かが入荷するのでしょうか?
そして工場見学。
こうやってトリッカーズの靴たちが出来上がっていくんですね。
過去にも色々な靴工場を見学をしてきましたが、毎回新鮮な気持ちで心が躍ります!
あれ?
これは何をしているところかな??
毎度のお楽しみ。。
さて、ここからは表題のStow と Malton について。
StowとMaltonはどこが違うのか?
トリッカーズ好きの間では諸説あり、何がホントかあいまいになっています。
時々お客様にもご質問をいただきますが、はっきりと断言できずにいました。
せっかくここまで来たのでセールスディレクターの Royさんに質問を投げかけてみました。
えぇーー!!そうなの?!
と言いたくなる驚くべきその答えは。。。
現在はどっちも違いがないとのこと。。
そもそもはシーシェイドカラーで作られたカントリーブローグブーツ。
これをMalton STYLE.NO.2508 と言いました。
そしてそれ以外の色。(当時はエイコーン、マロン、ブラック、エスプレッソのみ)
これをStow STYLE.NO.5634 と呼んでいたそうです。
しかし現在はさまざまなカラーの別注が増えて分類できないとのお答え。
コンビカラーもあるし、ハトメやウェルトの仕上げの色。
ウェルトだって実は3種類もあるんですよ。
ちなみに時々ライニングに書いてある4497Sは木型の名前だそうです。
StowもMaltonも同じ4497Sなんです。
何だかややこしいですね。。
結論。
StowとMaltonは木型もデザインも同じ。
ただし、いろいろな細かい仕様違いの双方が存在するため見分け方は無し!
でした。。
スッキリしたようなしないような。。。
( 中川に同行中。 鳥海 )