Monkey
Monkey
Jun 21, 2013
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- Tricker’s
モンキーブーツ。
何気なくそう呼んでおりますが、なんでモンキー?
モンキーって、あのモンキーなんでしょうか?
そんなときは思い立ったらすぐウィキペディア。
早速調べてみたところ、こうありました。
「諸説あるが、そのデザインがサルの顔に似ていることからそう呼ばれるようになった。」
ほーぅ。
人の思い込みは恐ろしいもので、そう言われればそう見えてきます。
全然靴なのに!サルっぽいといえばサルです。
というわけで、由来は単純でした。
そんなモンキーブーツですが、じゃあ何でこの形になったんでしょう?
左がご存知カントリーブーツ。よくある形です。右がモンキーブーツ。
ぱっと見て違いはやはり羽根の長さ。
スタンダードなブーツに比べ、つま先の方まで羽根が伸びています。
ということは、可動範囲が広くガバッと開くので足入れしやすいですね。
それと同時に紐で締め上げる範囲も広いので、調整範囲も広いということになります。
甲が高い場合には緩められる、甲が低い場合には締められる。
履く人の足の形に合わせて快適に履きやすいということなんですね!
改めて、考えられて出来た形なんだと感じております。
あんまりイイコトばかり並べるとイヤラシイので反対のことも挙げてみたいのですが、、、
紐が長くてめんどくさいかな??
てことぐらいでしょうか。。。
ともあれ、様々なメーカーから出されている形です。
メーカーによっては、「Lace to toe」(レーストゥトー)なんて呼び方もされています。
今回ご紹介したのはトリッカーズですが、どうしてもブローグブーツの影に隠れてしまいがちではありますが、実はお問い合わせの多いアイテムではあります。
その木型はやや細身のシャープな木型。カントリーブーツとしてはスッキリ見せやすいところも人気の一つのように思います。
愛嬌のある表情だけでなく、その考えられた機能性。
ご興味ございましたらお試しになられてみるのはいかがでしょうか。
渋谷店にてご用意いたしております。
お修理ついでに、お買い物に、お時間ございましたらお立ち寄りくださいませ。
一口メモ ~つま先の修理編~
つま先はこれぐらい削れてきたらお修理が必要になります。
ウェルトという大事なパーツに近く、削れてしまいやすい個所であるつま先。ウェルトが傷んでしまうと大がかりなお修理が必要になってきます。
そうなる前にレザーやラバーでお修理しましょう。こまめに直すことがお靴にとってもお財布にとってもやさしく保つ秘訣です。(笑)
カカトよりもデリケートな部分ですので、マメにチェックしてみてください。
渋谷店 花田