Aged & New Tricker's
Aged & New Tricker's
Jun 02, 2018
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靴(革)の魅力の一つに、エイジングした姿があると思います。
履き込まれ、よく手入れされた靴はどこか惹きつける雰囲気を放っているように思います。
大事に永く使ってきたものだからこそ生まれてくるものであり、
すぐに手に入るものではないことも理由の一つかもしれません。
その為には永く使えるものであるという事が条件になってきます。
英国靴はその条件を満たしたものがまだまだ沢山あります。
弊社でも扱っているトリッカーズはそんなアイテムの一つだと思いますし、
ことカントリーにおいてはそのコンセプトの通り
足元を支えてくれる心強い一足ですから、
どんどん使って革靴の魅力をたっぷり味わえる靴だと思います。
本日はお店にある、時間の経過を経たトリッカーズとともにご紹介と、
革のお手入れについてのお話を少し。
まずこちらはトリッカーズといえばというシーシェイド。
トリッカーズを代表する革だと思います。
厚手の革、色抜けの起きにくい仕上げで、まさにタフな仕様にも耐えうる革と言えると思います。
今では(昔も!?)色抜けを楽しむエイジングということも楽しみの一つとしてありますが、
一方ではその当時、色が抜けない綺麗な状態を保たせたいという思いもあったのではないかと思います。
(補色用のケア用品があるくらいですからね)
その点においては画期的な革だったのではないかと思います。
結果、シーシェイドにおいてはその独特な雰囲気が楽しめる気がします。
続いてはマロンアンティーク。スタンダードなカーフです。
こちらは無色でのケアでの例で、色、ムラ、出まくってますね。
もちろん補色クリームやワックスのケアもいいです。
トリッカーズという靴だからでしょうか、
このような状態も味があって良い雰囲気に見えるから不思議です。
マロンつながりでキャンバス地とのコンビ。
先程の物に比べれば全然若い一足ですが、
それでも使ったからこそ出る雰囲気が出てきています。
こちらはエイコーン。
淡い色は初めのうちは汚れが付くとやっぱりちょっとショックかと思いますが、
そこはぐっと堪えてマメなケアを。
そのうち良い雰囲気になってくれます。
永いことリピートしているイミテーションキャップもあります。
シンプルな分、艶や皺の表情がデザインのように刻まれてくると
自分の物になったなぁ、と愛着もひとしおだと思います。
シンプルと言えばのジョージブーツ。
別注第一弾だった気がしますが、ずっとリピートしているだけあり、
いつ見てもカッコいいブーツだなと思います。
これこそ艶や皺が加わってどんどんカッコよくなります。
スタイルとしても一足あると重宝しますよ。
最後はブラックMCのブローグブーツ。
先程のジョージブーツのスタンダードなカーフとはまた一味違ったブラック。
種類で言うとオイルドレザーということですが、
そのとおり、艶々というよりかはじっとりとした滲み出るような艶が特徴。
実用性に富んだ革だと言えます。
一部、エイジングサンプルがあるもののご紹介でしたが、
カントリーを中心にいろいろと並べております。
気付けば梅雨も近い時期になりました。
この時期、トリッカーズのカントリーは重宝します。
雨が降りそうな日はついつい選んでしまいがち。
とはいえやっぱり革なので、雨でぬれっぱなしでいいということではありませんが、
雨風打たれてもケアをしていれば、タフな使用にも頑張ってくれる靴ですから
頼りになる靴です。
最後に少しお手入れのお話ですが、
手入れの肝は短時間で済むシンプルなケアをマメに!だと思います。
クリーム塗る→ブラッシング→乾拭き
普段はこれで十分。
あれもこれもやらなきゃ、、、と思うとやりたくなくなっちゃいますからね。
無理なく楽しくやれる範囲でやってみてください。
何事も楽しくないと続きませんから。
チョコチョコいじってるうちに革にも表情が出てきてきっと楽しくなってくると思います。
色々やるのはそれからでも全然いいと思います。
ケアの核となる部分は案外シンプルで簡単です。
是非マメにいじってカッコいい自分の一足にして頂ければなと思います。
勿論、弊社にてケアだけでも承っておりますので、
よくわからないときはケアだけでもお任せください。
本日ご紹介いたしましたトリッカーズは各店にてご用意いたしておりますので、
是非いろいろとお試しになられてみてください。
皆様のご来店お待ちいたしております。
新宿店 花田