ラフアウトとスウェードのはなし
ラフアウトとスウェードのはなし
Apr 22, 2013
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ホワイツをはじめ、レッドウィング、ウエスコなどアメリカのワークブーツを中心に
ラフアウトという革を目にする機会があると思います。
ラフアウトとは革の裏の部分を起毛させた鞣した革の事を言います。
しかし、革の裏を起毛させた素材といえば、一般的にスウェードが思いつくと思います。
ドレスシューズやバッグ、手袋の素材として幅広く出回っていますが、
ラフアウトとスウェード、一体何が違うのでしょうか?
スウェードはまず革の裏側を起毛させた後に短く毛足を均一に整えたもので、
毛足が短く柔らかいものほど上質と謳われています。
使用されるようになったきっかけが、スウェードに撥水剤を塗布して
アウトドアでも雨などがら防水出来るようにと耳にした事がありますが、
色々諸説あるようで、一概には言えないようです。
名前の由来が発祥元の国名が訛って簡略化されたという説も・・。
スウェーデン、
スウェードゥォン、
スウェードォ、
スウェード・・・
(ちょっと無理ありますか??)
それに対してラフアウトは革の裏を起毛させただけで、毛足は均一には整えていません。
毛の長さも各ブランド様々で、その時の革の質感でかなり変わってきます。
ですのでその荒々しいムラな感じをワークブーツとしてあえて使用し、
ラフな感じを出して各ブランドともラギッド感を全面に表現しているのかもしれません。
「ラフダカラ、ラフアウトネ!!」
まぁ・・・そう言ってたか定かではありませんが、、、
陽気なアメリカ人がそう言ってたのもなきにしもあらずでしょうか。
*ベンチマークではラフアウトを使ったホワイツを何点か取り揃えております。
パターンオーダーも随時随時受けつけておりますのでお気軽にお申し付けください。
( BENCH MARK 馬場 )