GAZIANO & GIRLING
GAZIANO & GIRLING
Apr 27, 2019
- CATEGORY
- INFORMATION
いよいよ目前に迫りましたガジアーノガーリングのオーダー会!
大変素晴らしい靴を作るメーカーなのはご存じの通りかとは思いますが、
先日の渡英の際ファクトリーを訪問させていただき、
間近でその空気に触れ更にその素晴らしさを実感してまいりました!
インスタグラムもやりましたが、画像だけでは???なこともあったかと思いますので、
改めてこの機会にご紹介してみたいと思います。
こちらがファクトリーの外観の一部ですが、
まずはガジアーノガーリングとは?というところを少し。
場所はノーサンプトンより北東に位置するケタリングというところなのですが、
のどかで綺麗な町や田園風景が広がる地域。
その中に大変歴史ある建物がまだ残る場所があったりと、
とても雰囲気のある場所で、ほんと良いところだなぁと思いました。
そんな中にガジアーノガーリングはあり、その始まりは2006年。
シューメイカーとしてはとても新しいといえるのでしょうが、
これだけ名が知られているというのは凄いことだと思いました。
それもそのはず代表のお二人、トニー・ガジアーノ氏とディーン・ガーリング氏は、
長年歴史あるシューメイカーで腕を磨いた凄腕の二人。
靴好きの中では有名でしょうけれど二人ともエドワードグリーンに務め、
トニー氏は人気ラスト、82や888を作り、
ディーン氏はビスポーク職人として活躍されていたそうですね。
そんな二人が立ち上げたガジアーノガーリングは、
歴史ある靴業界の中で、新しいこそいい意味でモダンさとクラシックさが
絡み合った作品が生まれているのだと思います。
では早速中へ。
真っ白な壁がまぶしいくらいに明るい空間、
モノトーンが基調となった内観に迎えられます。
壁には数々の写真が飾られていて、この時点ですでに大興奮です。
そしてファクトリーを案内していただいたのですが、
まずはクリッキングのスペース。
アッパーの革を裁断するところですね。
ここは手作業で切り出していくスペースですが、
その際使用する木の台、40年物だそうです。隣には60年物も。
自然光がたくさん入り込むとても明るいスペースで、
革の表情がとてもよくわかるようになっていました。
お気に入りの一枚。
アッパー関係のお仕事中の女性スタッフと一緒に写るトニー氏。
全体を通して感じたことなのですが、
ほんと皆さん仲良さそうで距離が近くていい雰囲気だなぁと思いました。
大事なことですよね。
こちらはアッパーを木型にのせているところ。
こちらのマシン、古いもの5台を組みなおして1台にしているそうです。
やっぱり新しいものには無いものがあるんでしょうね。
更にこれは貴重なものだそうで、今はもう2台しか存在しないうちの1台だそうです。
効率は良くないけれどこれでしかできないことがあるとトニー氏は仰っていました。
釣り込みの綺麗さはここにあるのか!と納得でした。
ウエルトを縫っているシーン。
こちらもベテランの職人さん。
写真を撮りやすいように見せてくれるなどベテランの貫禄と余裕を感じてしまいました。
我々のオーダーしたモンタンがタイムリーに製作中でした。
楽しみに待っててねとコバの仕上げをされていました。
これもお気に入りの1枚。
アッパーに最後の仕上げをされている方々。
もう一人いらっしゃるのですが、トニー氏が” トリプレッツ ”(三人衆)と一言。
どうやら、明るい工場を更に。。。ということだそうです笑
そしてこちらはビスポークだったり特別な作品を作られているスペースだそうで、
なんと日本からのスタッフさんが。
以前は日本のビスポークメーカーにいらっしゃったそうです。
こういうところで活躍されている姿を見れるのはなんだか嬉しいですね。
そういえば、今回のシューメイキングチャンピオンシップという大会でなんと、
こちらのビスポーク部門のトップの方が優勝されたそうですね!
作品を拝見しましたが、それはそれは凄い作品でした。
そしてなんと、今回のオーダー会にはその彼が来てくれるそうですよ!
しばしミーティングの後ランチのお誘いをいただいたのですが、
中途半端な時間で目的のお店が準備中。
急きょパブに連れて行ってくれました。
ここでは社長二人がビジネスなどのお話。
この日はディーン氏が不在でお会いできませんでしたが、
今、そして今後のビジョンなど有意義なお話も聞けました。
靴を販売させてもらっている我々にとっては、
これからも取り扱いを続けていきたいブランドだと思いました。
そんなガジアーノガーリング、
ただ今店頭ではすぐにご購入いただける4型がございます。
クラシックなラウンドトウのGG06ラストが2型。
我々の希望をちょっと取り入れてもらったパンチドキャップのケンブリッジ。
同じくGG06のセミブローグ、ケンジントン。
こちらはスクエアトウのTG73ラスト、
別注品のサイドエラスティックのチェルシーⅡ.
こちらも同じくTG73、
イングリッシュグレインを使ったモンタン。
どれもフィッティングはさることながら、
初めからしなやかな履き心地には驚かされました。
今回のオーダー会は、自分好みのパターンでオーダーが可能なチャンス。
木型や素材、色など様々な組み合わせが楽しめます。
そのオーダー会は29日(月、祝日)に銀座店2階のThe Upper Gallery にて。
ご予約をいただく形で、たくさんのご予約頂戴いたしました。
せっかくの機会ということでもう少し枠をとって受付が可能だそうですので、
ぜひ銀座店までお問い合わせください。
昨年行われた、前回のオーダー会でのお品などをご紹介した記事もご参考にされてみてください。
http://unionworks.blog118.fc2.com/blog-entry-2675.html
それでは、特別なお時間をぜひ楽しまれてください。
皆様のご来店おまちいたしております。
新宿店 花田