Part 7 , Dead Stock Shoes / Current Good Shoes
Part 7 , Dead Stock Shoes / Current Good Shoes
Oct 28, 2021
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パート7の表題は矛盾した内容ですが、良い靴なので今回ラインアップ入り。
しかも、入手がすんなりいかない靴です。
古くはない靴ですが、
もっと評価されても良い靴ではないかという事で今回ご紹介してみたいと思います。
まずはこちらのキャップトウ。
アルフレッドサージェントの1足です。
アルフレッドサージェントは先日残念ながらアルフレッドサージェントとしての幕を閉じてしまったようです。
ただ、工場や生産自体は引き継がれてこれからも続いてくれるようです。
ここの靴は本当になぜだか日の目を見ないメーカーでした。
商売下手というか、よく言えば職人気質。
技術的なものは抜群にいいものを持っているのでとてももったいないなと思っていました。
↑の画像でも、ウエルトのステッチを見ると、奥まった位置を綺麗に縫っています。
意外とこれができないところが多いのです。
ウエルト自体も奥まってセッティングされているため、アッパーからほとんど見えません。
ここも、最近ではここまでの物がだんだん見られなくなってきてる点です。
釣り込みなんかもとても綺麗にされています。
とくにこのつま先は難しいところですが、きれいに収まっています。
価格帯を考えるととても良く作られていると思います。
コバの仕上げが本当に綺麗です。
既製品の中ではトップクラスだと思っています。
ソールの仕上げもとても綺麗です。
仕様はシングルレザーでヒドゥンチャネル。
底材は匂いから判断するに、Baker社のオークバーク。
G&Gでも採用されている良いソールです。
ヒールのトップピースはオリジナルの物が付きます。
モデルはアルフレッド。
サイズ6です。
こちらはオリジナルのラインアップとは別のシリーズものでした。
付属品はクロスだけになりますが、
お渡しの際は何か別の箱をご用意しておきます。
Alfred Sargent Black Cap toe
¥44,000 (¥40,000)
個人的には今回いったん幕を下ろしてしまったことは残念でしたが、
生産機能は残っているという事でその点は安心しました。
そんな中、新たなプロジェクトがスタートしたそうです。
そのうち、「これはサージェント製か?」という靴に出会うかもしれません。
持ち合わせている技術を生かして成功してくれることを願います。
続きましてはこちらのLoakeをご紹介いたします。
ロークも印象薄いかもしれませんが、良い靴を作ります。
スニーカーやカジュアルな靴などいろんなタイプの靴もラインアップしていますが、
手ごろな値段でクラシックなウエルテッドシューズを作る堅実なメーカーです。
日本では入手ルートが少ないので印象が薄いかもしれませんが、
イギリスではよく履かれている靴という印象です。
こちらのソールはシングルレザーソール。
ヒールはオリジナルのラバートップピース。
Made in Englandです。
こちらのモデルは、日本には入っていないようでした。
CHANCERYラストというラウンドトウのラストです。
サイズは7h、ウイズはGということでゆったりめです。
ワラントも保持する伝統的なメーカーです。
付属品はボックスの他、クロスと紙物が付きます。
今では簡単に個人輸入できるようになりましたが、ロークはそれができません。
本国のロークや、ほかの通販サイトも日本からは購入できないようになっています。
というのもあって、現行品ですが日本に入っていないモデルをご用意してみました。
(1足だけなのでご勘弁いただければ幸いです。)
Loake Brown Cap Toe
¥44,000(¥40,000)
今回は古い靴ではありませんでしたが、
知っていただきたい良い靴をご紹介いたしました。
次回からはいよいよ今回のイベントの真骨頂をお見せできればと思います。
我々も大好きな靴たちをご紹介していきます。
博物館級のとんでもない物もありますので、引き続きお楽しみに。
パート8に続く。
ユニオンワークス新宿 花田