New Oak Sole (ソール交換)

New Oak Sole (ソール交換)

Oct 19, 2022

毎週水曜日はユニオンワークスの定休日です。

ご利用予定だった方お気を付け下さいませ。

 

前回のブログをお読みで無い方、まずはコチラをお読下さい。

New British Oak Soles

 

本日はこちらのCrockett & Jonesの修理紹介です。

今回は大きく分けて二箇所。

修理内容の一つ目はソール交換。

ソール、トップリフト共にまだ厚みはありそうですが、

オーナー様はこの後海外赴任のご予定。

その前に丸ごとすっきり直してしまいたいとの事ですので、ソール交換させて頂きます。

 

そして二つ目は履き口の補修。

トップラインに巻かれた革(パイピング)が摩耗により破れています。

それでは先ずはソール交換から。

材料は前回ご紹介致しましたオークバークソールを使用します。

British Oak Soles

仕上がりはこちら。

仕様は交換前と同じヒドゥンチャネル。

Leather All Soles Plan A

仕上げ方、個体差によって変わりますが、今回はグロスマーク(血筋)もそこまで目立っていません。

爪先保護のスチールもお付けしました。

Vintage Steels

続いてパイピングの補修をします。

Before

After

薄く漉いた革を巻きつけ破れた箇所を覆います。

カウンターライニングの擦れもあったので同時に革当てをしました。

なるべく近いスエード素材をチョイス。

with Piping

どちらも綺麗に仕上がったのではないでしょうか。

 

当たり前に使っていた素材が突然、当たり前に使えなくなる時代。

革靴文化の衰退。

前回のブログでこんな話をしました。

 

少しでも革靴好きの皆様が安心して革靴を履ける環境を作ること、

これが僕達修理屋がこの業界の為に、ひいては自分達の為にできる事なのかなと思いました。

これからはより一層、真摯に靴修理に取り組みます。

 

皆様のご利用お待ちしております。

 

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

 

青山店 横浜店 山田