WHITE’S BOOTS バックステイ補修

WHITE’S BOOTS バックステイ補修

Apr 27, 2023

今週末から青山店にてイベント開催決定!!

【 ABBEY HORN 】アビーホーンイベント青山店にて開催します☆

 

普段あまりお目にかかれない商品多数です。

是非ご来店下さい!

 

話しは変わりまして先日のお話。

同社ファクトリー勤務の先輩から連絡がありました。

「直して欲しい靴があるんだけど、お願い出来る?」

そこはお世話になっている先輩なので快諾。

 

後日店舗に送られてきたのはコチラのホワイツブーツ

 

予めかなりボロボロだよと聞いてはいたんですが、本当に傷みが激しい様で、、、

バックステイは左右ともに穴が空いています。

ステッチも一分ほつれが。

 

革はオイルドレザーだったのかなと思いきや、元々は起毛革との事。

擦れに擦れて毛が無くなってしまったんですね笑

さすがゴリ 、、、いや間違えましたムキムキの先輩の足元を10年ほど支えてきたブーツ。

しかし、大多数の人がボロボロだなと思うかも知れませんが僕はこういう靴をみると嬉しくなります。

 

アッパーに付いたボンドや飛び散ったインク。

 

この切り傷や擦れなんてまさにワークブーツって感じです。

ただボロボロの靴が好きなわけじゃ無く、要はその人の生活が垣間見える靴。

生活の一部になっている靴が好きなんですね。

 

ホワイツじゃなかったらとっくにダメになっていたかも知れませんが、

さすがキングオブブーツ。

ステッチの縫い直しと破れたバックステイだけ直せば問題無く履ける様になりそうです。

 

先ずは破れたパーツのステッチを外していきます。

 

パーツを外してみると中の縫いわりもほつれていました。

 

ここも縫い直します。

 

その後新しい革で覆い隠し、縫い留めていきます。

色味は後で調整していきます。

その後オリジナルのようにステッチを2本、3本と追加していきます。

スミマセン途中の写真を撮り忘れました。

 

その他のほつれていた箇所も縫い留めて補修はほぼ完成。

 

アッパーの磨き方法など全てお任せ頂きましたので、

起毛の箇所にも溶剤、クリームを塗布しバケッタ風に仕上げました。

 

紐とフォルスタンを通して完成です。

違和感なく仕上がったのではないでしょうか。

これでもう十年は履けますね!

 

少量ですがオンラインショップにもホワイツの取り扱いがございます。

気になる方は是非ご覧ください↓

https://unionworks.stores.jp/?category_id=60d17b9fe9ccb246fd852ca5

 

後日談

数日後先輩から、以前ブログで少し触れたサウナ用のオイルがたんまり送られてきましたとさ。

ホントに有難うございました!

 

皆様のご利用お待ちしております。

 

最後までお付き合い頂き有難うございました。

 

 

山田