【Church’s】チャーチ RYDER ライダー クレープソール オールソール カウンターライニング スエードケア
【Church’s】チャーチ RYDER ライダー クレープソール オールソール カウンターライニング スエードケア
Jan 21, 2025
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明けましておめでとうございます。
個人的に2025年最初のブログとなりますのでご挨拶させていただきます。
早速ですが修理のご紹介です。
今回ご紹介する修理はこちら。
チャーチ定番の2アイレットのチャッカブーツRYDER(ライダー)です。
厚みのあるクレープソールを採用し、柔軟性、クッション性に優れているのが特徴。
今回は、「ソールを直して欲しい」とのことでお持ち込みいただきました。
状態を見ていきましょう。
つま先、ヒール部分にすり減りが見受けられます。
ソールも全体的に薄くなり穴が空いてる箇所もありますので、
今回はオールソールにて修理をさせていただきます。
続いてはライニング、
カウンターライニングが摩擦により穴が空いています。
よく見るとくるぶしの当たる部分にも穴が空いています。
靴との相性にもよりますが、踵やくるぶしなど骨の出ているような箇所はこういった症状が現れやすいです。
放置しているとクラックや芯材の崩壊に繋がることもあります、たまに気にしてあげるといいかもしれません。
続いてアッパー、
全体的にパサつきが見られます。
写真だと分かりにくいですが、シャフト部分の毛が潰れて黒っぽくなっています。
これらの状態を考慮して、今回は
・オールソール
・カウンターライニング補修
・スエードのケア
という内容でお預かりしました。
仕上がりがこちら。
お客様のご希望でダイナイトソールで交換。
オリジナルの厚みに近づくようダブルソール仕上げております。
クレープソールに比べ、硬さは出ますがその分強度は増します。
穴が空いていたライニングも似寄りの革で補修。
くるぶしの方まで覆うように少し広めに貼ってありますが、革の色味や質感がかなり近いものがありましたので違和感なく仕上がったと思います。
全体的な毛羽立ちやシャフト部分の黒ずみが見られたアッパーは、、
綺麗に毛並みが整いました。
毛が潰れて黒ずんでいた箇所も、なるべく毛を起こすように手入れすることで自然な色味に戻ります。
やはり靴は底周りをピシッと整え、アッパーもケアしてあげると美しさが甦りますね。
これでまた気持ちよく履いていただけるかと思います。
今回はソール修理でお持込み頂きましたが、結果的にライニングとアッパーのお修理もさせて頂きました。
弊社ではお客様のご希望に加え、靴の状態を見て修理内容を提案させていただきます。
私個人としては3年目となる2025年。
より快適にお客様の足元を支えられるよう精進してまいりますので、今後とも宜しくお願いいたします。
ありがとうございました。