本日2月1日水曜日ユニオンワークスは定休日です。
お気をつけください。
今年もひと月が過ぎ２月に入りました。
ますます気温も冷え込みコートが欠かせません。
２月の別名は如月（きさらぎ）。
寒さを凌ぐために衣服を重ね着する事から、衣を更に着る＝衣(き)更(さら)着(ぎ)
という名前になったそうで、漢字は中国の2月の別名の如月(じょげつ)に由来しているそうです。
やはり昔から2月は寒いというのが一般常識だったのですね。
皆様も暖かい格好をして2月を乗り切りましょう。
それではここからはお修理の紹介です。
マルジェラの定番タビのバレエシューズに手を加えていきます。
日本の伝統的な靴下(足袋)から着想を得た二股に分かれたつま先が特徴的な一足。
和と洋のバランスが見事なデザインです。
アッパーはスエードが使われていますが、
なんとのその上から塗料でコーティングされています。
あえてラフに塗ってあるのでしょう。
ムラ感があり、一足一足違った表情で仕上げているのだと思います。
雰囲気が有り、面白い質感です。
ソールのサイド(コバ)も塗ってあるのですが、しっかりと指の間まで塗ってあります。
こういう見えないところまで手を抜かずにやっている仕事って本当に好感が持てます。
素敵なデザインでは有りますが、この手の靴は容易にソール交換出来ないことが多く、
予めソールにゴムを貼り付けておいた方が無難です。
その後はベースのソールは残したままゴムの張り替えを行い、長く履くという算段です。
色の選択肢が何種類かある中で今回は黒を選びました。
理由としてはヒール側のゴムが黒、コバの色が黒の下地の上から白の塗料を塗っているからです。
仕上がりはこちら
ロゴもしっかり残しています。
指の間もしっかり着色。
コバも良い感じのムラ感が出ました。
違和感なく仕上がったのではないでしょうか。
皆様のご利用お待ちしております。
最後までお付き合い頂き有難うございました。
青山店 横浜店 山田
