一見すると味の出たキレイな黒のキャップトゥシューズです。

しかし・・・

 

近寄って見ると、うっすら黒が抜けてしまって地の革色が透けています。

 

元々染めがあまかったのか、太陽の光による色焼けなのか、

もしくは磨きの際に無色のクリームのみで黒を使って磨いていないか・・・

 

原因は一つに特定できないのですが

こうなってしまうとここから黒のクリームで磨いていってもあまり黒くは戻りません。

これはこれでアンティーク感があってステキなんですが

お仕事上これでは問題があるというお話でしたので

しっかり黒く戻してみたいと思います。

 

どうでしょう？！

 

寄って見てもほとんど違和感がありません！

基本的には顔料は使わずに染料のみで仕上げますので自然な仕上がりになります。

 

ただし製品を作る際のしっかりした染色加工とは違いますので

経年による色落ちは元のものより少し早いのではないかと思います。

 

クリームによっても色の入りが良いクリームとそうでないものがありますので

色の定着が良いクリームで今後のメンテナンスもしていけば黒さも長く保てると思います。

 

過去には違う色から黒へをご紹介しましたが

黒からしっかりした黒へ戻す作業も承っておりますので

こちらもお気軽にご相談ください。

（　銀座店　鳥海　）