クロケット&ジョーンズ ハンドグレード オールソール
クロケット&ジョーンズ ハンドグレード オールソール
Oct 16, 2021
Crockett&Jones Hand Grade Collection
クロケット&ジョーンズのハンドグレードコレクションは使用する材料や製造工程に対し、さらに手を加えた上位コレクション。
アッパーや底材にハイグレードな革を使用するのはもちろん、メインコレクションにはないヒドゥンチャネルや半カラスなど高級感溢れる仕様となっています。
今回ご紹介するのはそんなクロケット&ジョーンズ ハンドグレードコレクションの”AUDLEY(オードリー)”
ド定番のキャップトゥシューズのお修理です。
ソールに穴が開き始めたとのことでオールソールのご依頼がありました。
オールソールのタイミングとしてはベスト。
穴が大きくなり中のコルクが落ちるとその部分の中底までもが沈み、癖付いてしまいますのでご注意ください。
ヒールはUNIONヒールが付いていましが、せっかくなので完全オリジナル仕様でのご依頼でダヴテイルヒールを付けることに。
併せて爪先のキズ補修と鏡面磨き、ヴィンテージスティールも。
かなりしっかりコースなお修理。
仕上がりが楽しみです。。。
それでは仕上がりをどうぞ。
クロケット&ジョーンズならではな扇状の半カラス。
少し濃いめのステインカラーも再現しています。
ヒールはオリジナル同様ダヴテイルヒール。
もちろん飾り釘も再現します。
エッジのコテやウィールもピシッと。
スチールも隙間なくお付けします。
最後にキズ補修と鏡面磨きを施し紐を通して仕上げです。
元々綺麗に履かれている靴でしたが、底周りを整えて磨くと印象がガラッと変わりますね。
より愛着をもち、末長くお履きいただけると思います。
ハーフラバーやヒール交換も細かい拘りが詰まっていますが、オールソール交換は特に修理屋のカラーが判る修理かと思います。
可能な限りオリジナルを再現する。
できればオリジナルを超えた美しさで仕上げたい。
お客様に満足していただくため、ユニオンワークスは日々試行錯誤し技術を磨いております。
ぜひ大事なお靴の修理をお任せください。
ありがとうございました。
横浜店 シン