【Ede & Ravenscroft】テーラーのオリジナルシューズ
【Ede & Ravenscroft】テーラーのオリジナルシューズ
Mar 07, 2022
- CATEGORY
- MEN'S REPAIR
Ede and Ravenscroft
1689年に設立。
ロンドンで最も古いテーラーになります。
https://www.edeandravenscroft.com/
元々は英国王室の儀典用衣装を作っていた会社。
現在でも式典用のローブや法廷用のカツラ等を
オーダーメイドで取り扱う希少なテーラーで、
同時に紳士服の仕立て販売を行なっています。
また、3つのロイヤルワラントを有しており、
王族や政治家をはじめ、弁護士や、
スポーツ界の著名人を顧客にもつ、
英国屈指の老舗テーラーです。
そのテーラーの名を配したオリジナルシューズ。
お持ち頂いたお靴はヴィンテージのデッドストック。
現在でもオリジナルシューズは、
英国・ノーザンプトンで作っています。
過去にはエドワードグリーンや、チーニー等、
名だたるシューメイカーが作っていたみたいです。
中を覗くとワラントの数が4つ、
90年代くらいの1足でしょうか。。。
こういったテイラーやアパレルブランドの
オリジナルシューズは、
しっかりとしたシューメイカーが
製作依頼をされて作っています。
靴の作りの特徴を見ながら、
どこのメイカーが作ったのか考えながら手に取るのも、
靴を見るときの楽しみの一つですね。
今回はこのお靴を、
履き下ろし前の補強でお預かりしました。
オーダー頂いたのは、
ハーフラバーソール+ヴィンテージスティール。
このメニューの詳細は、
以前のウェストンの記事でもご紹介ししましたが、
ハーフラバーとスチールのセットは
靴底を保護しながらつま先の削れも防止するメニュー。
新品や比較的新しいソールはまだ硬く、
反りがついておらず、つま先が削れやすい傾向にあります。
そこで革よりも耐久度の高いスチールを入れると、
つま先の削れを気にしないでお履きいただけます。
また、ハーフラバーと一緒にオーダーいただければ、
ラバーとスチールの境をフラットにお仕上げ出来ます。
境がフラットになる事で、
履き心地はスムーズです。
また、外観の違和感もありません。
これでガシガシお履きいただけます。
靴底の削れを気にされたくない方には
お勧めのメニューです。
ご検討下さい。
ユニオンワークス新宿 フナヤマ