ジメジメした日が続いております。

これから本格的な梅雨入りも控えており、革靴愛好家にとってはもどかしい限りですね。

そんな事もあってか、近頃はレザーソールからラバーソールへのソール交換、

レザーソールにハーフラバーを貼るなど、

雨の日も履けるようにしたいというご依頼が多い気がします。

今回ご紹介するのもハーフラバー＋ラバーヒールの取り付け。

こちらのVASSを修理していきます。VASSはラズロ・ヴァーシュ氏によって

1978年に設立されたハンガリーブダペストの靴ブランドです。

ハンドソーンウェルト製法、木型の種類の多さ、使用する素材など

価格以上の満足を提供するブランドの一つだと思います。

ソールはオリジナルのレザーソール

つま先はラバーで補修されています。

トップピースはクォーターラバーヒール

弊社オリジナルの部材を取り付けていきます。

フロントは元々修理が施されていた爪先のラーバーを外し、

レザーで厚みを戻しハーフラバーを貼りました。このハーフラバーとても優秀なんです。

そこまで厚みがないのでドレスシューズの雰囲気も損いませんし、

最も消耗が早い爪先部には厚みを持たせているので安心感があります。今はなきイギリスPHILLIPSのハーフラバーのデザインをオマージュしてるのも推しポイント。

※写真はPILLIPS製  

ヒールはラバーの硬さ、厚みが絶妙で、

グリップ力も耐久性もある素晴らしいヒールとなっています。

色は一色の展開なのですが、黒と焦茶の中間くらいの色なので茶靴にも違和感なく使用可能です。

良い感じに仕上がりました。

どちらもイギリス製なのもおすすめポイント。

弊社の拘りが詰まった部材、是非お試しください。

Union Half Rubber Soles

Union Works Original (Made in England)

少し話は変わりますが、実はこのVASS

以前ブログでご紹介したパラブーツのハトメ交換をご依頼くださったお客様の靴なんです。

パラブーツをレッドウィング風へ

色違いのパラブーツのハトメ交換のリピートも有り難うございました。

皆様のご利用お待ちしております。

最後までお付き合い頂き有り難うございました。

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