バイカーブーツ アンクルパッド補修

バイカーブーツ アンクルパッド補修

Jun 29, 2022

毎週水曜日

ユニオンワークスは定休日となっております。

お気を付け下さい。

 

本日はご紹介するのは、バイカーのお客様からご依頼頂いたこちらのブーツ。一見すると修理の必要がなさそうですが、今回直していくのはこの箇所。アンクルパッドと呼ばれるパーツで、

このパーツによるボリュームのある履き口が足首をしっかりとホールドしてくれます。

長年の使用に伴い、左足の破れ。右足は破れはございませんが、中に配置されたスポンジが劣化により硬化、変形しております。両足共に交換していきましょう。

先ずはオリジナルのアンクルパッドを外していきます。

アンクルパッドにも打ち込まれていたので一部フックも外します。分解し終わったのがこちらブーツ本体とこのようなパーツに分ける事ができます。このアンクルパッドと呼ばれるパーツを作り直します。スポンジも新しいものに取り替えました。

新しいアンクルパッドを正しい位置に固定して 縫い留めていきます。先ずはアッパーとアンクルパッドを縫い留めるためのステッチ(上段)を一列この手のブーツは強度が必要なため、

ステッチの数が多い事が多いのでバラすのも縫い直すのも大変な事が多いです 汗

次にライニングを元の位置に戻した後、残りのステッチを縫い直します。すべてのステッチを縫い留めたら、新しいフックを取り付けます。   

一つ一つしっかりと打ち込んでいき左右すべて打ち込んで完成です。

仕上がりはこちら                       革のなじみ方も含め上手く仕上がったのではないでしょうか。

 

バイク用のブーツ、登山用のブーツなどに多く見られるアンクルパッド。

ハードに使う事が多いブーツだと思いますので、消耗も激しいと思います。

ご自宅のブーツは大丈夫ですか?いつの間にか修理が必要になっているかも知れません。

 

皆様のご利用お待ちしております。

 

最後までお付き合い頂き有難うございました。

 

青山店 横浜店 山田