New British Oak Soles

New British Oak Soles

Oct 13, 2022

少し前の話になりますが、『レンデンバッハ廃業』

革靴に携わっている方は衝撃を受けたのではないでしょうか。

JRソールといえば数多くの靴修理屋、有名シューメーカーが使用しており、

高級レザーソールといえばここ!みたいな立ち位置であるはず。。。

このニュースを聞いた時、弊社はすでにJRソールの使用はやめていたので、

材料仕入れの不安というよりは、

有名タナリーが閉鎖になることで顕在化した革靴業界の衰退に不安を覚えました。

JRソールに関しては他社が引き継ぎ生産を継続しているようですが、

当たり前に使っていた物が突然使えなくなる、そんな時代に入ってしまったようです。

 

冒頭の話に続きますが、弊社ではJRソールに代わる高級ソールとして

トーマスウェア社のオークバークソールを使用していました。

しかし、トーマスウェア社のオークバークソールも仕入れが難しくなり

こちらもお受けすることが出来なくなってしまいました。

希少なイギリス製オークバーク。

様々なソールを吟味し、選んだソールでした。

ブリティッシュオークの名前もだいぶ認知されてきて、

リピーターさんも増えてきていた実感もありました。

 

そんな極上のソールに代わるなら極上のソールでなくては。

そしてどうせならまたイギリス製で。

ここまでくると、もうほぼ一択でした。

『J.& F.J.Baker & Co.Ltd』

ベイカー社といえばレンデンバッハに負けず劣らずの超有名タンナー。

数々の有名シューメイカーやビスポークシューズで使用されています。

 

メニューとして提供する前に、スタッフが何足か試しにソール交換して履いてみました。

樫の木のタンニンで鞣し、時間をかけて作られるだけあって
革がよく締まっており耐久性、耐水性があります。

革の質が良いからなのか、しっとりとしていて足馴染みがとても良くストレスが少ない。

結果、やはり極上でした。

ベイカーならではの特徴として、表面のグロスマーク(血筋)がくっきりと見え

オークバーク特有の匂いが強く感じられます。

ガジアーノガーリングをお持ちの方はピンとくるかもしれませんね。

これらは150年以上の伝統ある製造方法を変えずに真面目に作っている証拠でもあります。

 

店頭にサンプルをご用意しておりますので、気になる方は是非お手に取ってみてください

因みに僕は好きなニオイです笑

 

現状ご提供できるオークソールの中で、トップクラスなのは間違いございません。

British Oak Soles

是非試してみていただきたいおすすめのソールです。

 

こちらのオークバークを使ったソール交換も後日ご紹介致します。

 

皆様のご利用お待ちしております。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

 

青山店 横浜店 山田