【 RED WING 】レッドウィング オックスフォード “8103” カスタム Vibram #430

【 RED WING 】レッドウィング オックスフォード “8103” カスタム Vibram #430

Jan 16, 2023

レッドウィングのクラシックオックスフォード8103。

レッドウィングといえばアイリッシュセッターなどの

ブーツを思い浮かべますが

このオックスフォードタイプのモデルも

コアなファンが多いです。

残念ながら今では廃盤となってしまいました。

アウトソールはオリジナルトラクショントレッドソール。

ソール中央のパターンがすり減ってきています。

つま先部分と

かかと部分も大きくすり減っています。

特にかかと部分は大きくすり減っていますね。

ここまですり減っていたら

オールソールを視野に入れても良いかもしれません。

またカウンターライニングに破れが見受けられました。

今回はアウトソールとカウンターライニングを

お修理させて頂きました。

Vibram #430

オリジナルに近い仕様でオールソールも可能ですが

今回はVibram#430へオールソール。

ソール中央の凹凸がアスファルトを掴み

高いグリップ力を誇ります。

ソールの形状は

Vibram #100

Vibram#100と

Vibram #700

Vibram#700の中間的な位置付け。

Vibram#100より凹凸は抑えたく

Vibram#700より凹凸があった方が良い場合に

お勧めしたいアウトソールです。

トップピースはVibram#430ではなく

Vibramタンクライトヒールで仕上げています。

その理由はサイドのデザインにあります。

お修理前と比較するとワイルドな印象になりましたね。

ウェルトとアウトソールの間に

レザーのミドルソールを挟み

アウトソールとトップピースの間にも

積み上げのレザーを挟んで仕上げています。

もし厚みのあるVibram#430ヒールで仕上げていたら

積み上げのレザーをここまで挟むことができず

デザインを損なってしまいます。

ヒールの高さを高くすれば今と同じ厚みの

積み上げのレザーを挟み仕上げることができますが

履き心地が大きく変わってしまうかと思われます。

今回はデザイン性や履き心地を考慮し

Vibramタンクライトヒールをご提案させて頂きました。

同じメーカーの材料なので雰囲気を損なうことなく

仕上がっていますね。

Counter Lining

カウンターライニングにはライニングに近い

色味、質感の革を選定しダメージ部分を覆いお修理。

脱ぎ履きの際に革が剥がれてこないよう

上部はトップラインのステッチを使い縫い止め、

縫えないサイドの断面は革を薄く加工し仕上げています。

今回はアウトソールのカスタムと

カウンターライニングのお修理をさせて頂きました。

オールソールをして雰囲気を変えてみたい方、

変えてみたいけどどんな仕様が良いかわからない方、

どうぞお気軽にご相談下さい。

ご希望に沿ったカスタムをご提案させて頂きます。

皆様のご来店、心よりお待ちしております。

ありがとうございました。

 

青山店 中田