【 RED WING 】レッドウィング エンジニアブーツ “2268” シフトガード作製

【 RED WING 】レッドウィング エンジニアブーツ “2268” シフトガード作製

Mar 04, 2023

レッドウィングの定番エンジニアブーツ。

発売当初から細かなディテールの変更を繰り返し

現在でもブランドを代表するモデルの一つとなっており

多くのバイク乗り達からも愛されているモデルです。

そんな彼らの悩みの種が…

左足のダメージです。

バイクの運転時ギアチェンジをする際

シフトペダル操作時に左足の甲部分で操作するため

擦れてアッパーが破れてしまいます。

この靴の場合はアッパーが破れ

つま先の芯材が見えてしまっています。

このまま履き続けると芯材も破損し

貫通してしまう可能性が高いので

お修理させて頂きました。

アッパーに近い質感、色味のレザーを選定し

上からレザーパッチを貼りシフトガードを作製しました。

本来は左足の甲の内側が破れやすいのですが

外側にも破れがあったため

今回は大きめに作製しています。

シフトガードにステッチが走っていますが

これはアッパーに縫い止めている訳ではなく

レザーパッチに予めステッチをかけた後に

アッパーに貼って仕上げています。

シフトガードの下部はアッパーとウェルトの間に

入れ込むように仕上げています。

ウェルトを外しレザーパッチを入れ込み

ウェルトとアッパー、シフトガードを

まとめて縫い止めることも技術的には可能ですが

オールソールが前提となってしまいます。

バイクに乗っていればこのシフトガードも

再度破れてきますので

容易に交換ができるように接着のみで仕上げています。

今回のエンジニアブーツに限らず

ソールは全然すり減っていなくても

思わぬ箇所にダメージがあることが多いです。

ソールだけではなくアッパーやライニングなど

こまめに靴の状態を確認し適切なタイミングで

お修理にお持ち込み頂くと

お持ちの方を長年ご愛用頂けるかと思います。

 

ご不明点ございましたら

どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。

皆様のご来店、心よりお待ちしております。

ありがとうございました。

 

青山店 中田