ALDEN ヒール交換 [オリジナル再現]

ALDEN ヒール交換 [オリジナル再現]

Apr 21, 2023

フェラガモ [ハーフラバーソール]

先日のブログにて近日入荷予定の商品がある事を示唆しましたが、

続々入荷してきました。

【ABBEY HORN】Restock!!

【James Mortimer】Irish Linen Shirts

UNION WORKS Uniform

再入荷も含めて盛りだくさん。

近いうちに本業の商品の紹介も出来るかも!?

 

楽しみが尽きませんね。

 

それではここからは修理のご紹介です。

直す靴は昨日に続いてALDEN。

 

爪先もしっかり保護されていますし、ソールの厚みもまだありそうです。

 

今回直す箇所はヒール(トップピース)

 

一番下の層(ラバー部分)が無くなりそうですね。ちょうど良い交換のタイミングです。

 

現状取り付けられているのは純正と近いダブテイルというパーツ。

Dove Tail (Alden)

 

純正はパーツのレザー部分に飾り釘が打ってありますが、

お持ち込みされた靴には釘が打たれていません。

 

どこかの修理屋さんで、ソール交換をしている様です。

釘を打つと釘の頭が滑って歩きづらいケースがあるので、

お客様のご要望によっては釘無し、本数を減らす、打ち込んで頭を埋め込むなどの方法で仕上げる事もございます。

 

お客様に伺ってみると、特に釘に関しては拘っていないとのこと。

お話の結果オリジナルに近い仕様で仕上げる事になりました。

 

弊社ではALDENタイプとその他で2種類のダブテイルをご用意しております。

Dove Tail (ENGLAND)

Dove Tail (Alden)

今回使用するのは勿論ALDENタイプです。

 

仕上がりはこちら

 

オリジナルの配置で釘を打ちました。

手打ちで等間隔に本数も再現。

地味に難しい作業なんです。

 

コバも綺麗に仕上がりました。

 

材料の選定や、意匠の再現。

細かい部分で自己満と言われればそれまでかも知れません。

誰からも気づかれない部分かも知れません。

でも僕はそれで良いと思っています。

だってそういう拘りの詰まった物を身につけると気分上がりませんか?

十分すぎる理由だと思います。

 

一足一足拘りを持ってお直し致します。

皆様のご利用お待ちしております。

 

最後までお付き合い頂き有難うございました。

 

山田