JMウエストンのセミブローグ310。

今では廃盤となってしまいましたが

間違いなく名品の一足だったのではないでしょうか。

レザーソールの中央に

穴が空いてきてしまったとのことでお持ち込み。

つま先や

トップピースもお修理のタイミング。

満遍なくアウトソールを

使い切ったといったところでしょうか。

カウンターライニングは

以前にお修理されているようですが

あてた革が破れてしまっているので再度お修理。

今回はオールソールと

カウンターライニングのお修理でお受けしました。

Leather All Soles　Plan C

アウトソールはオリジナル同様のレザーソール。

チャネルの仕様もオリジナルを再現。

British Oak Soles

レザーソールは

英国の老舗タンナー『ベイカー』社の

オークバークレザーソールを使用。

耐久性に優れつつも履き馴染みの良い

ビスポークシューズなどにも使われる

高級レザーソールです。

ウエストにはオリジナル同様

サイズの刻印を入れています。

Vintage Steels

つま先にはヴィンテージスティールを取り付けました。

新品時やオールソール時など

ソールの返りがない状態の時は

どうしてもつま先が擦り減りやすいもの。

ヴィンテージスティールを取り付けるだけで

つま先の擦り減りを大幅に軽減することができます。

ヴィンテージスティールを取り付けても

エッジの雰囲気は損ないません。

トップピースもオリジナル同様ラスターヒール。

カウンターライニングは破れていた革を剥がし

再度革をあててお修理。

今回はオールソールとヴィンテージスティールの取り付け

カウンターライニングのお修理をさせて頂きました。

廃盤モデルなどは基本的に買い替えることが難しいので

適切なお修理を施し長く履いていきましょう。

ご不明点ございましたら

どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。

皆様のご来店、心よりお待ちしております。

ありがとうございました。

青山店　中田