J.M.WESTON [Triple sole loafer #385] ソール交換

J.M.WESTON [Triple sole loafer #385] ソール交換

Aug 04, 2023

下記の期間ユニオンワークスはお休みを頂きます。

ご不便をお掛けしますが、ご理解の程宜しくお願い申しあげます。

 

2023年 8月9日(水) ~ 8月16日(水)

※横浜店、ベンチマークの2店舗は 水・木曜定休のため 8月17日(木)まで休みとなります。

2023年 夏期休暇とDM特典のお知らせ

 

それでは修理のご紹介です。

本日はこちらのローファーを直していきます。

ウェストンのトリプルソールローファーですね。

 

名前の通りソールの厚みが凄いですね。

 

これでもかってくらいソールが重なって見えます。

 

上から順番に①ウェルト、②土台、③ミドルソール、④アウトソール

の4枚構造になっていますね。

ウェルトを含まなければ3枚のソールから出来ているので、

トリプルソールローファーという名前なんでしょうね。

 

裏を見てみます。

爪先などしっかり補修しながら丁寧に履かれているのが分かります。

 

ソールの中央を良く見てみると、穴が空いてきていますね。

ソール交換の目安です。

※ダブルソール、トリプルソールなどの作りでも

一番下のアウトソールに穴が空いたら(薄くなってきたら)交換のタイミングです。

この迫力満点のソールを丸ごと交換していきます。

 

交換前に少し豆知識を。

このソールの中央、穴が空いた箇所から白っぽいものが顔を出してます。

これ発砲ウレタンのような柔らかく、クッション性のある素材なんですね。

ミドルソールの真ん中辺りが繰り抜かれておりこの素材に切り替わっています。

 

ローファーでこんなに分厚いソール付けたら踵がついてこなくて歩きづらいんじゃないかと

勝手に心配しておりましたが、杞憂でしたね。

良く考えられた作りで見つけたときは嬉しくなりました。

弊社でも極力この辺りも再現しております。

 

 

交換後はこちら。

見た目に関してもオリジナル再現で仕上げさせて頂きました。

 

ウェストン式のヒドゥンチャネル。

 

ヒールアゴ付近にある飾りの刻印とサイズ表記。

 

トップピースはラスターで交換致しました。

 

トリプルソール仕様。

 

爪先やヒール周りのコバの仕上げもバッチリです。

 

サイドビューもこの通り。

綺麗に仕上がっています。

 

迫力満点のソールが蘇りましたね。

 

皆様のご利用お待ちしております。

 

最後までお付き合い頂き有難うございました。

 

 

山田