【 RED WING 】レッドウィング エンジニアブーツ “2268” PT91 オールソール
【 RED WING 】レッドウィング エンジニアブーツ “2268” PT91 オールソール
Oct 07, 2023
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レッドウィングの2268。
数多くのバイカーが愛用しているエンジニアブーツです。
またこちらは90年代のヴィンテージ。
タグの写真を撮り忘れてしまいましたが人気のPT91です。
たまにPT83やPT91、PT99などの表記を
見かけることがあると思います。
簡単に説明するとアメリカの国家規格協会が定めた
安全靴としての安全基準を満たしている靴ですよ
という意味の記号です。
この靴PT91の場合は
『1991年に安全基準を満たした』
ということになります。
では当時のエンジニアブーツは安全靴としての
安全基準に満たしているから人気なのか
というとそれだけではありません。
このPT91に見られる特徴がいくつかあるのですが
その一つが『茶芯』です。
こちらも簡単に説明すると
茶色い革を芯まで黒く染めず
表面のみ黒く仕上げた革のこと。
履き込むことで茶色く変化するその姿が
これまた渋いエイジングなのです。
もう一つはシャフトにあります。
現行の2268と比較しPT91はシャフトが細く
美しいシルエットです。
その反面個人差はあると思いますが
着脱時に苦労するというデメリットも…
私自身PT91を所有していますが
着用時には薄いビニール袋を靴べら代わりに使用し
足を滑らせるようにして履いています笑
脱ぐ時は汗だくになりながら20分くらいかけて
力づくで脱いだこともありました笑
苦労をしても履きたいと思う魅力が
このPT91には詰まっていると思います。
話が逸れてしまいましたがここからが本題。
今回はソールのお修理でのお持ち込み。
ソールのフロント部分はパターンが擦り減り
アウトステッチも一部擦り切れています。
トップピースも擦り減り交換のタイミング。
今回はフロント部分の擦り減りと
トップピースの擦り減りが見受けられたので
以上を考慮しオールソールさせて頂くことに。
仕上がりがこちら。
使用したソールはワークブーツの定番
Vibram#700。
エンジニアブーツとの相性もバッチリ。
フロント部分のシェブロン状のパターンは
地面をしっかりと掴み高いグリップ力を誇ります。
トップピースも同じくVibram#700。
フロント同様にシェブロン状のパターンが入ります。
凹凸を控えているパターンなので
高いグリップ力を誇りながらも
サイドからの見た目はスマートな印象。
ウェルトとアウトソールの間に
ミドルレザーソールを入れオリジナルに近い雰囲気に。
ヒール部分は革を積み上げて
ウエスト部分を括れさせるピッチドヒール仕様に。
オリジナルの積み上げはプラスチックが使用されており
加水分解で割れてきてしまう恐れがあります。
その為弊社ではオールソール時はプラスチックではなく
革を積み上げて仕上げさせて頂きます。
そうすることでプラスチックのように
加水分解で割れる心配はありません。
今回はVibram#700へオールソールさせて頂きました。
この他にも様々なソールをご用意しております。
是非店頭でお確かめ下さい。
また弊社では様々なレッドウィングの
カスタムやお修理をお受けしております。
こちらからこの他の事例をご確認頂けますので
合わせてご覧下さい。
ご不明点ございましたら
どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。
皆様のご来店、心よりお待ちしております。
ありがとうございました。
青山店 中田