レッドウィングの人気モデルベックマン。

この9013はベックマンの中でも1番色味の明るいモデル。

一応カラーはチェスナットとされているモデルですが

シュナイダーブーツやラザフォードのような

チェスナットを私はイメージしてしまいます。

でもベックマンのチェスナットは

トリッカーズのエイコーンのような色味。

シューメイカーによって色の定義は様々なんですね。

今回はソールのお修理でのお持ち込み。

やはりお修理が必要なのはここ。

フロントのウレタンソールです。

ベックマンのお修理内容の殆どが

ウレタンソールの交換といっても過言ではありません。

ウレタンソールはクッション性が高く履きやすいのですが

ラバー素材などと比較するとどうしても

加水分解してしまいやすい素材です。

このままでも履こうと思えば履けてしまいますが

ポロポロとウレタンが崩れていき

いつかこの様な状態になってしまいます。

そしてこの状態で歩いた箇所には

ウレタンが擦れた黒い跡が付いてしまいます。

アスファルトの上ではわかりにくいですが

白い床の上などではハッキリと跡が残ります。

また歩行時にウレタンソールがアッパーに付いてしまい

黒く汚れてしまうことも。

今回は加水分解してしまったウレタンソールを

新たなソールは交換させて頂きました。

仕上がりがこちら。

Vibram Tank Half Rubber Soles

ボロボロになっていたウレタンソール部分を

Vibramタンクユニットソールへ交換しました。

一見するとオリジナルのウレタンソールと変わりませんが

こちらはVibram社のラバーソール。

ウレタンと比較して劣化しにくい材料です。

新品番のベックマンに使われているソールと同じソールなので

違和感なく仕上がります。

サイドの雰囲気も損なうことなく仕上がっています。

今回はベックマンの加水分解してしまったソールを

新なソールへ交換させて頂きました。

今回はオリジナルに近い仕様になるように

お修理させて頂きましたが

全く別のソールへカスタムすることもできますので

是非ご検討下さい。

また弊社では様々なレッドウィングの

カスタムやお修理をお受けしております。

こちらからこの他の事例をご確認頂けますので

合わせてご覧下さい。

ご不明点ございましたら

どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。

皆様のご来店、心よりお待ちしております。

ありがとうございました。

青山店　中田