【EDWARD GREEN】エドワードグリーン“ドーバー” オールソール ライニング補修 スエードケア
【EDWARD GREEN】エドワードグリーン“ドーバー” オールソール ライニング補修 スエードケア
Dec 20, 2023
- CATEGORY
- MEN'S REPAIR
- Edward Green
香港のTASSELSにてオーダーされたというエドワードグリーン“ドーバー”
ライトブラウンのスエードにグレーのライニング
ソールはテムズソールという普段のエドワードグリーンのイメージよりカジュアルな印象の一足。そんな特別な一足のお修理をご紹介いたします。
ソールはすり減りバランスが悪く、滑りやすくなってきているようです。
ヒールは積み上げの革も削れており
コバのインクやワックスがなくなりバサついている状態
カウンターライニングのスレによりトップラインステッチがほつれております。このままでは履き口が歪んでしまったり、型崩れに繋がってしまうのでこちらもお修理いたします。
アッパーは乾燥や汚れが目立つ状態
場所によってはスエードの毛が潰れてしまいテカってしまっている箇所もございます。これらを改善できるようにスエードのケアを行なっていきます。
仕上がりがこちら
今回はお客様のご希望によりダイナイトソールで交換いたしました。凹凸によりグリップの効くソールであり、トリッカーズなどでは純正のソールとして使用される間違いないソールです。
全体的に厚みが欲しいとのことでしたので、3mm厚のレザーミドルソールを入れてダブルソール仕様にしております。
before
after
ドーバーですと、ハーフミッドソールが一般的ですが、ダブルソールも相性いいですね。
お次はライニング
トップラインはほつれたステッチをあらかじめ処理して、カウンターライニングの革あてを行なっております。
ステッチは元穴を追って縫っていますので違和感ないかと思います。
before
after
アッパーは毛並みを整えシミや汚れを落としたのちにスプレーでケアしております。スプレーの色はニュートラルを使用しておりますが保革されることにより色が蘇りしっとりしたスエードに仕上がりました。
before
after
適切な時期に適切なお修理、ケアをすることにより大事な一足をより長くお履きいただけることにつながります。
いつ修理したらいいのだろう?どのようなケアをしたらいいのだろう?など気になることはお気軽にご相談ください。
ご来店お待ちしております。
ありがとうございました。