【 J.M.WESTON 】JMウエストン シグニチャーローファー “180” オールソール&ヴィンテージスティール
【 J.M.WESTON 】JMウエストン シグニチャーローファー “180” オールソール&ヴィンテージスティール
Jan 10, 2024
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JMウエストンの定番シグニチャーローファー。
私も所有しておりますがこのタンブラウンは非常に発色が良く
日々のコーディネートのアクセントになる色味です。
今回はソールのお修理でのお持ち込み。
ソールのフロント部分に穴が空いてしまっており
つま先に取り付けられたヴィンテージスティールは
大きく削れ土台のレザーソールまで擦り減り
アウトステッチが切れてしまっています。
もう少しでウェルトまで到達してしまう程擦り減っていました。
ウェルトまで擦り減ってしまうと追加でのお修理が必要になってしまい
状態によってはウェルトの交換が必要になってしまいます。
そうなってしまうと費用や期間が大幅にかかってしまうので
着用の際は注意が必要な部分です。
トップピースも擦り減りが見受けられ交換のタイミング。
今回はソールに穴が空いてしまっているということもあり
オールソールをすることに。
仕上がりがこちら。
使用したソールはレザーソール。
ラバーソールと比較し履き馴染みが良く
高級感のあるソールです。
アウトステッチが見えないチャネル仕上げ。
通常のチャネル仕上げとは違い
JMウエストン式のチャネル仕上げです。
ソールの縁取りをすることで
オリジナルの再現度をグッと引き上げています。
ウエストのサイズ刻印も
オリジナルの再現度を引き上げるポイント。
ブランドロゴの有無程度しか差の無い仕上がりですね。
つま先にはヴィンテージスティールを取り付けました。
新品時やオールソール時など
ソールが新品の状態で補強せず履いてしまうと
ソールの返りが無い状態なのでつま先がどんどん
擦り減ってしまいます。
ソールの状態が新しい内にスティールで補強しておくことで
つま先部分の擦り減りやウェルトへのダメージを
大きく抑制することができます。
ですがお持ち込み頂いた状態のように
スティールが大きく削れるまで履いてしまうと
ウェルトへダメージを与えてしまう可能性が高くなります。
スティールを取り付けたからといって安心せず
削れ具合を確認しながらお履き頂くことが大切です。
トップピースにはラスターヒールを。
こちらもフロント部分同様にオリジナルを再現。
ラバーヒールよりも強度は劣りますが
見た目の高級感は抜群ですね。
ソールを全て新しくしているので
サイドの雰囲気もシャキッとしました。
これでまた長年お履き頂けそうです。
今回はJMウエストンのローファーを
オリジナルを再現するようにオールソールさせて頂きました。
弊社では様々なブランドのオールソールをさせて頂いていますが
中でもJMウエストンのレザーソールの
オールソールの再現度はかなり高いです。
きっとご満足頂けるかと思います。
是非ご検討下さい。
ご不明点ございましたら
どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。
皆様のご来店、心よりお待ちしております。
ありがとうございました。
青山店 中田