【Red Wing】 Postman Oxford オールソール カスタム Vibram #430

【Red Wing】 Postman Oxford オールソール カスタム Vibram #430

Apr 14, 2025

 


今回お修理するのはレッドウィングのポストマン・オックスフォード。

1954年に登場したモデルで、アメリカの郵便配達員(Postman)が実際に履いていたことから名前がついています。

長時間歩く仕事に耐えられるように作られていて、シンプルで頑丈、しかも快適と言うレッドウィングを代表する1足。

そのポストマンシューズをソールとカカトのライニングのお修理でお持ちいただきました。

先ずはソールから

 


元の状態はオリジナルのトラクションソール。

 

 

今回はカスタムのご相談、
ご希望をお伺いしてVibramの#430ソールをオーダー頂きました。

 

Vibram #430

 

 

 


耐久性、耐油性に優れていて滑りやすい路面でも安定感があるソールです。

 


凸凹したパターンも中央に集り

 


サイドからの見た目もスッキリとしいてオリジナルのトラクションソールよりは

見た目がハード、同じビブラムの#100よりは落ち着いた印象になります。

 

トップピースには通常であればセットの#430ヒールが付くのですが

Vibram #430

 

 

今回のカスタムでは

ご相談の結果ビブラムのタンクライトヒールを使用しました。

 

Vibram Tank Lite

 

 

 

 


タンクライトヒールは#430ヒールに比べ薄いトップピースになります。

 

 


その分カカトに革を多く積む事が出きます。

 


ヒールバランスをあまり変えることなく
革もしっかり見えるのでバランスよくクラシックな雰囲気に仕上がります。

 

 

トラクションソールからヒールが独立してるソールへのカスタムの場合
ヒールに積んである革を固定するために釘を打ち込まなければなりません。

 


ですので中敷を新しく作らせていただきました。

 

 

次にお修理するのはカウンターライニング。


かなり履き込まれているのが見受けられ

 


ヒールのトップラインが欠損しています。

 

そこでパイピングの様に新しく革を被せてトップラインを復元して仕上げました。

 


いかがでしょうか。


これでまだまだお履きいただけると思います。


レッドウィングのポストマン以外でもお修理を行なっておりますので
お手持ちのブーツやシューズでお悩みの事がありましたら
お気軽にご相談ください。

 

 

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