オールデン サケ補修+フック交換
オールデン サケ補修+フック交換
Jul 23, 2019
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ALDEN バーガンディ レースアップブーツ
今回はフックのお修理、ひもを通したこの状態では何ともないように見えますが・・・
右足外側のフックのところの革が思いっきり裂けてしまっています!!
このままではまともに履く事は出来ませんし、無理して履けば裂けがさらに広がってしまいます!!!
裂けの補修をしないとまともに履けませんが、フックを外さないとしっかり裂けのお修理が出来ません。
外したフックは再び取り付けることができないので、似寄りのフックを取り付けます。
出来るだけオリジナルのパーツ(フック)を残したいですが、しょうがないですね(涙)
フックはライニングまで貫通しているタイプではないので、フックを外すためにまずライニングを一部剥がします。
ライニングが剥がれたら、裏側の菊割り側からペンチや喰切などを使いフックを外します。
無理すると革が破れてしまうので慎重に、アメリカ製のフックは硬くて結構大変☆
フックがすべて外れました、今回のお修理はここまでが一番大変だったかもしれません☆
破れてしまっている所の裏側に補強の材料(革+ナイロンテープ)を接着
八方ミシンで裂けたアッパーの革と裏に貼った補強の材料をジグザグに縫い付けます。
縫い終わりました、補強の材料側からの画像です。
フックが通っていた穴を避けながら、なおかつ裂けをまたぐように縫うため、かなりいびつなジグザグになります。
表からの見た目、今はそれなりにジグザグが目立ちますね。
元々はアッパーのみにフックが固定してありましたが、今回はより強度を上げる為ライニングごとフックを固定する方法で行きます☆
そのためこの時点でライニングを接着し、アウトラインのステッチもかけなおしました。
ライニングには穴が開いていないので、ポンチで抜きます。
左がもともとついていたフックで、右が弊社でストックしている新しいフック。
元々のフックと比べて大きさは大体同じで、色は少し明るくなり、若干丸みが強い形。
ペンキで塗ったような色のフックが無かったので、最近特注で作りました。(※黒もあります)
裏側の処理は菊割りでなく別パーツの鉸めタイプ
菊割に比べるとあたりが少ないので、タンに直接あたっても傷つきにくいと思います。
フックの打ち台にセットして裏側からたたいて鉸めます。
フックを打ち終わりました。
裏側はこんな見た目、かなり目立ちますが、裏側なので問題ないでしょう。
ライニングまで貫通させて固定しているので、かなり強度は上がっています。
フックが付けばジグザグのステッチもだいぶ目立たなくなりました☆
紐を通せばもうほとんどわかりません、まずばれないと思います☆
これぐらい離れてみれば裂けはもちろん、フックの色や形も全く気になりませんね☆
かなり強くなっていますので、もう裂けてしまう事は無いと思います☆☆☆
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ありがとうございました☆
工場 森田