Dr. Martens
Dr. Martens
Dec 08, 2014
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年の瀬が近づき、街行く人の足下は短靴から、
すっかりブーツに切り替わっているのが見受けられます。
そして、ブーツのお修理が増えるこの時期、
よくお問い合わせ頂くお靴の一つがDr.Martensです。
特徴的なのは、極めてクッション性の高いオリジナルソール
通称 バウンシングソール。
独特のツヤ感を醸し出す、ガラス革。
これらが、程よい具合に相まって唯一無二の存在感を出しています。
そんなDr.Martens
修理の面からみると、独自の製法で取り付けられたラバーソールや、
柔軟性が低いガラス革が、修理の難易度を上げてしまうことがあります。
しかし、一見難しそうな、その修理お任せ下さい。
まずはこちらの8ホールブーツ。
ほとんどの方はDr.Martensといえばこちらのモデルを想像されるのではないでしょうか?
裏返してみると
バイクのマフラーで溶けてしまったとのこと。
もう、このソールは使えませんので、オールソール交換しましょう。
今回は厚みの近い、トラクションソールということで、Vibram#2060を使用致しました。
厚みが元のソールと近いので違和感無く仕上がりました
横から見るとこんな感じ
注:ドクターマーチンは、アウトステッチがかけられる物と、かけられない物がございます。
今回お修理させて頂いたのは後者にあたるので、マッケイにてお修理致しました。
お次ぎはこちら
後ろを見てみると
バックシームから革が裂けています
ガラス革の様に硬い革はよくこのように縫い割り部から裂けたりすることがございます。
縫い割り部を補強し、再度縫い合わせた後、
似よりの革で覆ってあげると
こんな感じに仕上がりました
内側のステッチも隠してあげて
両足そろえれば完成です
Dr.Martensに限らず、お客様の大事なお靴
あきらめる前に是非一度ご相談下さい。
皆様の御来店心よりお待ちしております!