【Edward Green】修理プランを選択してみる。

【Edward Green】修理プランを選択してみる。

Apr 09, 2022

Edward Green / Malvern
オールソールのプランを拘る。

 

4月11日から14日まで春季休暇を頂戴いたします。
ご来店の際にはご注意ください。

春期休暇のお知らせ

 

 

 

 

新しく靴を購入するとき、
テンションは上がりますよね。

 

どんなデザインに決めようか、
色や素材やブランド、
はたまた合わせるスーツや洋服などなど
選んで選んで考えすぎて、
沼にハマる時もありますが、
贅沢な悩みに変わりない一時です。

 

いざお目当ての靴を購入して履き下ろす時、
これまたテンション上がりますね。

履いているだけで、今日の自分良いんじゃない?
そう密かに思われる方も多いと思います。

 

 

では、お気に入りの靴に修理が必要になる時、
これはテンション下がりますね。
ダダ下がりです。

修理に出しに行かなければなりませんし、
修理費用もかかります。
※ご来店、ご配送でご利用いただいてる皆様、
本当にありがとうございます。

 

 

 

手っ取り早く、安く直れば良し!
そう思う事もあるでしょう。

ライフスタイルは人それぞれ、
それも良いと思います。

ですが、購入する際は一生懸命悩んで選んだ一足なはず。

であれば修理のプランも色々と選び、
拘ってみるのはいかがでしょうか。

 

 

 

今回ご紹介するのはエドワードグリーンのマルバーン。

フルブローグの名作です。

 

 

靴底に穴が空いたのでオールソールのお修理に
お持ちいただきました。

そこでダダ下がりのテンションを
払拭するかのごとく
今回は拘ってお修理プランを組み上げました。

 

こちらがお修理後。

 

 

先ずお選び頂いたのは、
靴底に糸が見えないチャネル仕上げのAプラン。

Leather All Soles Plan A

 

オリジナルと同様のお仕上げです。

糸が見えるのと見えないのでは
高級感が違いますね。

 

レザー素材にはブリティッシュオークソール。

British Oak Soles

レギュラーソールより革が締まっていて
耐久性の高いソール。

靴底の持ちを良くされたい方には
お勧めのソールです。

 

ソールカラーもウエスト部分だけ黒い半カラス仕上げ。

2 Tone

こちらもAプラン同様、
オリジナルと同じ仕上がり。

人目には触れないかもしれませんが、
仕上がってきた満足感は何にも変え難い仕様です。

 

つま先にはビンテージスチールを取り付けました。

Vintage Steels

 

 

 

お修理前の状態はつま先が
かなりすり減ってました。

 

 

恐らく蹴り出しが強くつま先が減りやすい
歩き方の様でしたのでスチールのオーダーをいただきました。

これでつま先の削れも安心してお歩きいただけます。

 

 

カカトのトップピースはラスターヒール。

 

 

ここはオリジナルと同じピース。

釘の打ち方、本数もオリジナルを再現。

 

 

履いていて潰れていたコバのウィールも、

 

しっかりと入れ直します。
ここは仕立て映えに需要なポイントです。

 

 

いかがでしょうか?

スチールとウエストのOAKの刻印以外は
オリジナルにかなり近い仕上がりになったかと思います。

 

 

折角の大切な1足。

たかが修理かもしれませんが、
素材や仕様を拘って選んでみるはどうでしょう。

色々と見て選んでみると意外と愉しんでいただけるかもしれません。

 

新宿店 フナヤマ