雨上がりのケア
雨上がりのケア
Jun 20, 2013
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今年の東京は空梅雨スタートでしたが、やっぱり雨の日が多くなりました。
レザーソールには過酷なシーズン、ちょっと濡れた程度かなと油断していたら、、、
つま先にシミが生じてしまいました・・・。
幸いにも、革の表面に白いシミが浮かび上がっただけでしたので、
この程度なら簡単なケアで直ります。
今回は、全体が軽く濡れた場合に、ご自宅で出来るケアのご紹介です。
まずは、ブラシやウエスでざっとソール・ウェルト・アッパーの水滴・泥を
落としたり、拭き取ります。
汚れが酷い時はクリーナーを使用しますが、これ位なら必要なさそうです。
個人的にはこの時点で、シューツリーを入れます。
靴が濡れたり、湿気がこもっている場合は、吸湿性と通気性を優先させる為、
レッドシダーでニス仕上げしていないツリーを入れます。
右足のような立体的なツリーに比べると、左足の方が、通気性が良いように思います。
(靴が乾いたら、立体的なツリーを入れて形を整えます。)
ツリーを入れたら、乾きやすいように置いて、しばらく放置・・・。
濡れ加減で向きを変えたり、、、。
新聞紙を下に敷くと更に吸湿性が高まります。
革は乾燥する時に栄養と油分も抜けて、傷んでしまうので、
アッパーやソールが完全に乾ききる前に、クリームを塗り始めます。
( まだちょっとしめってるかなぁ?くらいが目安です。 )
デリケートクリーム、色付きクリームの順番で塗ると保湿が高まるような・・・
気がして・・・
信じて・・・磨きます(笑)
極端に間違った事をしていなければ、自己流は大切だと思います。
やり慣れて、やり易いのが一番です♪♪
で、仕上がりはこちら!!
つま先の白いシミはすっかりきれいになり、
シックな黒靴に戻りました。
レザーソールはソールから水が染み込んでくるイメージが強いですが、
アッパーとウェルトの隙間からの方が水は侵入しやすいので、
普段からこの隙間に、クリームをしっかり塗り込むと耐水性が高まります。
後は、通気性のいい場所でしっかり乾かします。
次回の雨対策として、
アッパーに撥水スプレーを掛けたり、アウトソールにミンクオイルを塗っておくと準備万全です。
以上、個人的な方法ですが、この時季のお手入れにおススメです♪♪
お手入れに自信がない方、
軽く濡れた状態でない場合は、我々にお任せ下さい。
シミ、濡れた靴のケアはスピード対応が肝心なので、
出来る限り早くご連絡下さい!!
( 青山店 藤澤 )